初代商品
キャンディといえば甘いもの。その常識を打ち破り、すっぱい梅をキャンディにしました。
小梅が発売される1974年以前、すでにロッテは「梅」商品を作っていました(現在でも販売されている「梅ガム」)。ガムに続き、キャンディをすっぱくすることは簡単ではありませんでした。甘くして味を調えたほうがよいのではないかという意見もありましたが、それでも追求し続けた小梅のコンセプトは「すっぱさへの驚き」。
キャンディの開発にあたっては、一粒の大きさは直径15mmと小粒にし、女性が口に含んでもほっぺたがふくらまないようにしました。
お母さんがよく食べていた。おばあちゃんの家にあった。子供の頃、初めてなめて甘ずっぱさに驚いた。そんな懐かしい記憶とともに想起されるキャンディ。「小梅」は“初恋”と梅の甘ずっぱさをかけあわせたブランドを変わらず受け継いできました。
時代にあわせて、小梅ちゃんの雰囲気も変化していますが、清楚さや一途な表情は守り続けています。
近年はソフトキャンディ、グミ、タブレットを展開し、商品バリエーションを増やしています。これからも「小梅」を通じて、甘ずっぱい世界観を貫いていきます。
出典:『LOTTE BRAND HISTORY「お口の恋人」70年の歩み』