なぜ「ガーナ」は赤いのか? 愛され続けるおいしさの秘密 アナウンサー 渡辺真理さん×ガーナブランド課 平田和也・成田彩子
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お菓子をこよなく愛するアナウンサーの渡辺真理さんが、商品開発担当者から、ブランドストーリーを聞き出し、商品の魅力を余すことなく伝えるこの対談。第6回は、赤いパッケージでおなじみのチョコレート「ガーナ」を取り上げます。1964年の誕生以来、多くの人に愛されているロッテのチョコレートの“顔”に迫りました。
「ガーナ」の担当者にはプレッシャーがある?!
渡辺
「ガーナ」の誕生から、2020年で56周年を迎えられるのですね。パッケージは発売当初から赤。ちょっと恥ずかしいですが、今日は真っ赤な衣装でガーナ愛を表現してみました(笑)。そもそもガーナが発売される前から日本に板チョコはあったのでしょうか?
平田
はい、他社メーカーはずいぶん前から販売していました。ロッテはチョコレート分野への参入に当たり、先行メーカーの看板商品である板チョコに真っ向から勝負する道を選んだんです。当時の板チョコのパッケージは、チョコレート色=茶色が主流。先行メーカーに挑むために、オリジナル性のある赤をブランドカラーにしました。
当時、“赤の板チョコ”の登場はセンセーショナルだったでしょうね。その分、多くの方々の印象に刻まれて、今につながる面もあるのではないでしょうか。
そう思います。特に、1960年代といえば高度成長期。チョコレートなどの甘いお菓子を日常的に食べられるようになった、という時代的背景も味方してくれたようにも思います。
半世紀以上の歴史を持つガーナは、移り変わりの激しい時代を見続けてきた商品とも言えますが、そんなロッテの看板商品を担当することが決まったとき、お二人はどう思われましたか?
私は2018年6月から担当しています。もともとは売り場によって商品の売れ行きが大きく変わることへの興味から営業志望で、長らく営業を担当していました。ガーナの開発担当への配属が決まったときは、こんな経験はなかなかさせてもらえないので、光栄なことだな、と。同時にプレッシャーも感じました。
成田
私は3年半ほど前から担当しています。それまでは営業、人事、広報、宣伝と多くを担当してきました。2年ほどプロモーション周りの経験を積み、ガーナの担当へ。最初は私にガーナのプロモーションができるのかと不安でした。担当になって感じたのは、社内外問わず多くの方からガーナ愛が伝わってくること。それはそれは大きなプレッシャーだったんです(笑)。
ガーナ愛を感じられるのは、どんなときですか?
たとえば、プロモーションの提案に行くと、「これ、ガーナらしくない」と言われることがあるんです。社外の方からそう言っていただいてガーナ愛を感じる半面、どうすれば「ガーナらしい」と言っていただけるかを常に考え続けています。
ガーナは母の日やバレンタインデーといった催事のタイミングで大きく展開しています。営業にいたときは、スーパーの店頭イベントなどでお客様と接する機会が多く、小さなお子様の笑顔に触れたり、「いつも食べています」というお声をいただいたりしたときは、うれしかったですね。
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