ハーブのパーソナリティを知り、ハーブと親しみましょう
私たちの生活の中で、食用にもアロマとしても親しまれているハーブ。その中でもガムや歯磨き粉、シャンプーなど幅広い用途に用いられているペパーミントには、どのような特性があるのでしょうか?ハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」のブレンドティーやコスメなどの商品開発を担当する、ハーバルセラピストの石井佑果さんにお話を伺いました。
ペパーミントは「ハーブの優等生」!
ハーバルセラピストの役割は「ペパーミントが体にこんな作用をもたらすから、使ってください」と伝えることではなく「ペパーミントにはどんな成分が含まれているか、またどういう性格の植物かというハーブの個性をくわしく知り、おすすめする」というもの。ペパーミントには、クールだけれど同時にあたたかみのある優しいパーソナリティがあり、リフレッシュさせてくれる、ハーブの優等生です。
外出先でも、さっとリフレッシュ
ペパーミント精油の香りを使ってリフレッシュする方法として、アロマディフューザーを使って香りを楽しむのもおすすめですが、外出の際などで使えない時は、ハンカチやティッシュに精油を染み込ませ、ポケットに忍ばせるだけでもOK。人混みや満員電車に疲れた時などに取り出して、少し香りを嗅ぐだけでもとてもリフレッシュできます。ミントは周囲の人にも不快感を与えない香りなので、人が多い場所でも取り出しやすいのもいいですね。直接触れると刺激があるので、大量に使いすぎないよう気をつけて。
メントールのスッとした感じを肌で感じて
「L-メントール」をはじめとするメントール成分は、肌に塗布すると肌の表面をひやっと感じさせる「冷感作用」を持ちますが、体内ではあたためる方向にはたらくため、少量であればマッサージにも使用できます。キャリアオイルで薄めて使用したり、ミントの精油を配合したマッサージジェルなどもあるので、勉強や仕事の合間にリフレッシュしたい時や、スポーツやお風呂の後のマッサージに使うと、スッキリと感じられて、おすすめです。
先生のプロフィール
ハーバルセラピスト 石井 佑果さん
ハーブ専門店enherb(エンハーブ)の商品開発を担当しており、ハーブの成分やブレンドに詳しい。日本メディカルハーブ協会認定 ハーバルセラピスト。