その
09
― カリンが手に入ったら作りたいレシピシリーズ —
大人から子供まで楽しめる「カリンシロップ」。完成したら、そのまま飲むのもよし、炭酸で割ったり、ヨーグルトやアイスにかけて楽しむのもよし。さまざまな楽しみ方ができる「カリンシロップ」の作り方を堀内果実園さんに教えていただきました。
カリン 1kg
氷砂糖 1kg
食酢またはホワイトリカー35度 少量
・瓶は熱湯消毒し、自然乾燥させてからお使いください。
・カリンの表面が黄色く色づき、つるつるした状態まで熟してから加工してください。
①カリンを水でよく洗い、水気を拭いて輪切りにする。
お茶パックの袋に種だけ分けてから、瓶に実と一緒に入れていただくとあとで濾しやすく便利。
②漬け瓶の中に、氷砂糖とカリンをミルフィーユ状に交互に重ねていく。
③食酢またはホワイトリカーを少量入れ、瓶をまわして隅々までカリンをぬらす。
④氷砂糖が解けるまで、ときどき瓶を優しくゆする。ガスがたまった場合は、少し蓋を開けてガス抜きをする。
⑤2~3か月冷暗所に置けば、エキス分が出てきます。6か月以上経過すると、よりよい風味に。
左:カリンシロップ 右:カリン酒
※開封後は、冷蔵庫か冷暗所にキャップをゆるめて保存してください。(温度があがると発酵し、蓋が飛ぶことがあります)
6か月以上経過したら、実を取り出し、シロップを濾して別の清潔な容器に移し替えてください。長く漬けすぎると、渋みがでてしまいます。
(上記はあくまでも目安なので、適宜状況を見ながら調整してください。)
教えてくれた人
堀内俊孝さん
『株式会社 堀内果実園』代表。奈良県五條市西吉野町にある1903 (明治36)年に開墾した果実園。120年の伝統を生かしながら、柿やカリンなど季節を通して丁寧な果物づくりに取り組む。農家が提案する「くだものをたのしむお店」として直営店も手掛ける。
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