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その
10

カリン大百科

かりんの松岸さん
に教わった
カリン酒

― カリンが手に入ったら作りたいレシピシリーズ —
カリンを販売し続けて60年、巣鴨に店舗を構える「かりんの松岸」さん。ご自宅でも昔からカリン酒を漬けてきており、5年物や10年物などもあるそう。家族で愛飲している「カリン酒」の作り方を店主の岸さんに教えていただきました。

材料

カリン  1kg
氷砂糖  200~300g
35度 焼酎 1.8 L

準備・ご注意点

・瓶は熱湯消毒し、自然乾燥させてからお使いください。
・カリンの表面が黄色く色づき、つるつるした状態まで熟してから加工してください。

<作り方>

①カリンを水でよく洗い、水気を拭いてざく切りにする。傷んでいるところは取り除く。

②漬け瓶の中に、氷砂糖とカリンを種ごと入れる。

③焼酎を入れて、冷暗所で保存。
酒税法違反にならないよう、必ずアルコール20度以上のお酒を使用しましょう。

④できれば1年以上寝かせる。中の果実は2~3年経てば取り出してもOK。それ以上入れておくと、だんだんと果実が崩れてくるので、カリン酒が濁ってしまう恐れあり。
(上記はあくまでも目安なので、適宜状況を見ながら調整してください。)

左:カリンシロップ 右:カリン酒

梅雨の時期に梅仕事をする方も多いかと思いますが、秋冬にはぜひカリン仕事を。さまざまな種類のお酒で漬けて、お好みのもカリン酒を見つけてみてください。
ちなみに、作ったカリン酒を販売したり不特定多数に振る舞うことは酒税法違反になるので、ご自宅で作ったカリン酒は必ずご家庭内でお楽しみくださいね。

・飲酒は20歳を過ぎてから
・妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります
・お酒は適量を
・飲酒運転は法律で禁止されています

教えてくれた人

教えてくれた人

岸勝久さん

1927年創業の果物店『かりんの松岸』3代目 店主。カリンの魅力をより多くの方に伝えるべく、時には産地に足を運び、カリンにまつわる商品開発をしたり、販売方法を工夫しながら今もカリンの魅力伝道師として日々店頭に立つ。

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