健康ガムカムダンベル体操とは?
シニアの方々に「ガムを噛むこと」を通じた健康づくりを伝えることを目的に、1999年に筑波大学名誉教授であった鈴木正成先生が考案した健康体操です。
この体操の特長は、ダンベル体操に「ガムを噛む動き」を取り入れたことで、咀嚼力と、介護に頼らず自立した生活を送るための基礎体力の維持を同時に図ることにあります。急速に高齢化が進み、健康への一層の自助努力が求められる中、ご家庭で手軽にできる高齢者向けの健康体操として注目されています。
体操(動き)の解説
①ガムを噛みながら木製のダンベル(重量:1本約500g)を両手に持つ。
※木製ダンベルがない場合は、何か手で握ることができるものを2つご用意ください。
例)
ウォーターダンベル、 500ml程度のペットボトル
(お好みで水をいれて重さを調整してください)
タオル
(にぎりやすいよう、タオルを丸めて、両端を輪ゴムなどで結んでください)
玄米をいれた袋
②ダンベルを持った両手を「パー、グー、ニギニギ、カムカム」というリズムに合わせて動かす。
③下記の運動を基本としながら、9パターンの動きで構成。
※ダンベルを急激に動かすのではなく、動作をとめないようにゆっくり動かし、肘や肩が伸びきる手前まで動かしたら、反復することがポイントです。
○ダンベル体操を行う上での注意事項
- 1回5分程度を目安に、ご自身の体力に合わせて体操しましょう。
- 体操中は意識して左右均等にガムを噛むことをお勧めします。
- 体操は体調に合わせて、無理せずに行ってください。運動中に気分が悪くなったり、体調不良等を感じた場合は、すぐに体操を中止してください。
イベント
【終了】ねんりんピックおいでませ!山口2015
2015年10月18日(日) 11:00~ 15:00~ の2回
高齢者を中心としたスポーツ・文化・健康と福祉の総合的な祭典「ねんりんピック」で、健康ガムカムダンベル体操イベントを開催し、多くの方にご参加いただきました。
【終了】健康ガムカムダンベル体操 in 巣鴨
2015年9月21日(月)(敬老の日)
おじいちゃん、おばあちゃんの聖地、とげぬき地蔵尊(東京・巣鴨)で、健康ガムカムダンベル体操イベントを開催しました。
1999年に始まり今年で17年目となるこのイベント。毎年のようにNHKの体操講師でお馴染みの輪嶋直幸先生のご指導のもと、ゲストに中村玉緒さんをお招きし、境内いっぱいに溢れる参加者と、元気にガムを噛みながらダンベル体操を行いました。
参加者の皆さんと、「噛むってサイコー!」と言う玉緒さん。「健康が一番。元気でずっと長生きしたいと思います。みなさん、お元気でまた来年もお会いしましょう」と話していらっしゃいました。