ビックリマン悪魔VS天使シリーズの物語をもう1度おさらいしよう!
【第2章】聖フェニックス編
1985年に発売されたビックリマン悪魔VS天使シリーズ。間もなく30周年を迎えるシリーズのシール総数は2000枚近い。スペース大河ロマンと呼ばれる壮大なストーリーは今なおファンを楽しませ続けている。
発売中の『ビックリマン伝説3』チョコには、旧悪魔VS天使シリーズの第4~5弾のシールが封入されている。キャラクターは昔のままで、シールは最新のエンボス加工がなされたアーティスティックなデザインに仕上がっている。
悪魔vs天使シリーズを引っ張っていく中心人物となるのが『聖フェニックス』と『サタンマリア』だ。もちろん『ビックリマン伝説3』チョコのシールにも封入されている。今一度シールを手に、偉大なるキャラクターの足跡を追ってみよう。
【聖フェニックス】
『ビックリマン伝説3』には3種の聖フェニックスシールが封入されている。1枚目は誕生直後、幼年期の聖フェニックスシールで、2枚目はゴールドストーリーシール。旧悪魔vs天使では裏面に描かれていたイラストをゴールドシール化したものだ。そして3枚目が聖戦衣化し、戦闘能力をアップさせた姿のシールだ。それでは順を追って聖フェニックスについて説明しよう。
①聖フェニックス(幼年期シール)
悪魔軍による天聖界への侵攻は激化し、もはや居住地としての機能を失いつつあった。そこで天使たちは、自分たちが住む新たなる星へ移住すべく計画を進めていた。次界という名の新天地を捜し出すべく、天聖界の天使たちは愛と勇気を集結させ、希望の光を生み出す。それが聖フェニックスなのだ。このシールはまだ誕生直後の姿であり、聖神子そのものの姿なのである。
②聖フェニックス(ゴールドストーリーシール)
天使たちの壮大なる意志のもと誕生した聖フェニックス。ゴールドストーリーシールでは突出した存在であることがわかる。天聖界に乗り込んできた悪魔たちが、聖フェニックスの姿を目撃することでみな石化してしまったのだ。強すぎる聖なるオーラに、悪魔パワーは次々と封印された。天使たちは確信する。「きっと聖フェニックスが天聖界を救ってくれるだろう」と。
③聖フェニックス(聖戦衣化シール)
天使たちは天聖界に代わる新天地を捜し出すため誕生した頼もしい聖フェニックスを、いつしか次界創造主と呼ぶようになっていた。だが、あまりにも若く、攻撃能力も低いため次界へ向かうことを心配していた。刻々と迫る天聖界の崩壊危機。聖フェニックスは自らの運命を知り、旅立つべく高飛速した瞬間、聖戦衣化する。パワー不足を補うには余りある武装に包まれたのだ。だが、一人で次界へ旅立たせるわけにはいかない。そう思った天使たちは、聖フェニックスをサポートする若神子たちも誕生させる。『ビックリマン伝説3』にも封入された照光子、ヤマト王子、牛若天子、天子男ジャック、騎神アリババ、魯神フッドらがそれである。彼らの誕生・成長を待ちながら、聖フェニックスは次界へ向かうことになる。