- 開発のヒントは
日本の伝統菓子
「おこし」
だった?!
「クランキー」の発売は1974年です。
その少し前の1960年代後半ごろから、海外では軽い食感のチョコレートが流行していました。
当時の研究員たちは、日本でもこういったチョコレートを生み出したい、と研究開発を進めました。
ただし、海外と日本では嗜好の違いがあります。
日本人向けの軽い食感のチョコレートとしてどんなものが受け入れられるか――。
そこでヒントを得たのが、加工したお米などの穀物を飴で固めた和菓子「おこし」です。
「おこし」の代表的な原材料は、米を使ったライスパフ(ポン菓子)です。
「おこし」のイメージをなぞって、仮にライスパフとチョコレートを組み合わせると、お米由来の甘味が強く出てしまいます。
そこで試行錯誤の結果、チョコレートとの相性を踏まえ、モルトパフを使うことに。
モルトパフを使うとより軽い食感になり、チョコレートの味わいを損なわず、
しかも香ばしい味わいをプラスできます。
これが『クランキー』のおいしさを支えています。
発売当時のクランキーと
現在のクランキー