MINT BOOK

ミントの食べ方

タイ・ベトナムではフレッシュミントをよく使う

タイやベトナムなど東南アジアでは、料理にさまざまな種類のフレッシュハーブを使います。ミントもよく使われるハーブのひとつです。ミントを使った料理で有名なのが、タイ東北地方の料理・ラープ。ラープは、細かく刻んだ肉や魚を炒めて、炒り米の粉、粉唐辛子、しょうがやミント、バジル、バイマックルー(こぶみかんの葉)、パクチーなどさまざまなハーブを加えてライム果汁やナンプラー(魚醤)などで味つけします。あえもの、サラダのような料理で、仕上げにさらにフレッシュなハーブをのせることもあるようです。ベトナムでは、ミントはライスペーパーを使う料理は必須。魚介や肉などの具とミント、レモングラス、ドクダミ、ディル、バジル、コリアンダー(香菜)といったたっぷりのハーブをライスペーパーで包み、ヌクマム(魚醤)ベースのタレ・ヌクチャム(ヌクマム、酢、砂糖、にんにくなど)やピーナッツのたれなどにつけて食べます。他にも、フォー(米粉の麺)や生野菜をたっぷり使ったあえものになどにもミントはよく使われます。