ミントは花が咲いた後も枯れずに生き続ける多年草なので、上手に育てれば毎年元気な葉を収穫できます。伸びた芽や枝はどんどん切りましょう。そこから枝分かれをして大きくすることができます。同時に、繁殖力が旺盛な分、放っておくと根詰まりします。鉢の中で根や茎がはみ出してきているようなら根詰まりしているサイン。鉢から取り出し、根を痛めないようほぐして半分に分け、勢いのある芽がある部分を鉢に戻して株分けしましょう。残った株は別の鉢に移せば株を増やすことができます。様子を見て、最低でも1年に1～2回は株分けしましょう。庭植えも同様です。また、病害虫にも気を配りたいもの。病気では葉の裏にオレンジ色の斑点がつく「さび病」が多く、害虫はアブラムシがよくつきます。ときどき葉の裏もチェックして早めに発見することが大切です。病気の葉や枝は切り落とし、アブラムシもとりきれない場合は枝ごと切ってもいいでしょう。