研究

お客様にもっと笑顔を
届けるために。
品質から製品の導入まで、
研究開発に取り組む。

2007年入社

T・K

中央研究所
チョコ・ビス研究部 ビスケット研究課

PROFILE

入社後、中央研究所開発第二研究部ビスケット研究課に配属し、現職に至る。

“チョコパイ”をはじめとする研究開発のエキスパート

現在の仕事内容について教えてください。

入社以来、一貫して、チョコパイをはじめとするチョコレート・ビスケット製品の研究開発業務に携わってきました。現在、私が担当している仕事は、主に2つあります。そのひとつが、既存製品の品質・生産性向上のための原料選定や製造工程の提案です。季節ごとのフレーバー展開を行う時や、従来とは異なる温度帯や形態で販売する時などに、適切な原料を選定し、工場への導入などを行っています。もうひとつは、新規ビスケット製品のアイデア創出や品質の開発、製品の導入業務です。

仕事のやりがいはどんなところにありますか?

各部署の人たちと協力しながら、困難な商品導入の業務を成し遂げた時や、自分のアイデアの具現化に向けて取り組み、成果を上げられた時には、大きなやりがいを感じます。また、自分の携わった商品をスーパーマーケットやコンビニエンスストアで買っていくお客様を直接見たときは、いつも嬉しさがこみ上げてきますね。最近ではSNSでの反応も楽しみにしていて、お客様の具体的なコメントは、製品作りのヒントにもなりますね。

チョコパイの品質リニューアルに続き、期間限定の“生”チョコパイ専門店をオープン

“ロッテノベーション”に関するご自身のエピソードをお聞かせください。

2012年に、チョコパイのケーキの食感をより柔らかく、しっとりさせるというリニューアル業務を担当しました。チョコパイは、「半生ケーキ」と呼ばれますが、水分値が高いほどしっとりとした食感になる一方、水分値が高くなりすぎると、菌が繁殖してしまう恐れがあります。そこで品質設計を調整しながら、工場での品質管理を徹底して行うことで、目指した食感を実現させ、品質において好評を得ることができました。
2018年には、都内の百貨店に、“生”チョコパイ専門店を1年間限定でオープンするプロジェクトに携わりました。パティシエの方と協力して試作を繰り返し、素材と濃厚さにこだわった生チョコパイを作り上げることができました。通常のチョコパイとは違って、消費期限2日という生品質を実現することは、大きなチャレンジでしたが、品質に改良を重ねていき、パティシエの方から、「良くなりましたね」と言われた時は、本当に嬉しかったです。

仕事をするうえで心がけていることを教えてください。

マーケティングや工場など、直接関わる部署の人たちの立場に立って物事を考えられるよう、俯瞰的な視点をもって業務にあたることを心がけ、相手としっかり話をすることを常日頃から大切にしています。また後輩が問題解決のための仮説を自分で立てられる状況を作ることも、先輩としてやるべきことだと自負しています。仮に、他の誰かが立てた仮説がうまくいったとしても、それが本人にとって、“自分ごと化”していなければ、達成感は薄れてしまいがちです。やはり自分が立てた仮説に対して答えが出てくる方が嬉しいですし、そこに成長があると思います。

お客様にもっと笑顔を届けるために、「チョコパイワールド」を作っていきたい

今後、チャレンジしていきたいことは何ですか?

お客様の生活の中に、チョコパイを浸透させていくような“チョコパイワールド”を作っていけたらいいなと思っています。チョコパイは、箱入りをはじめ、パーティパックや1個売り、季節限定の味も展開しています。主婦の方なら、お子さまたちのためにパーティパック、ビジネスマンやOLの方なら、お弁当を買う時にデザートとして1個売りのチョコパイというように、ライフスタイルによってさまざまな接点があると思います。そうした接点を増やしていけるよう、バリエーションに趣向を凝らしていきながら、お客様にもっと笑顔を届けていきたいですね。

ロッテに入社を希望する方への
メッセージをお願いします。

今までやったことのないことに対して、ひるむことなく果敢に、そして楽しみながらチャレンジしてくれる方に来てもらいたいです。ロッテは、入社後の早い段階から、さまざまな機会を与えてくれる企業です。前例のないことに挑戦する中で、うまくいくこともあれば、そうでないことも出てくると思いますが、あきらめずにやり遂げるからこそ味わえる楽しさと達成感が、自分を成長させてくれるはずです。

1日のスケジュール

8:20

出社

9:00

ミーティング

10:00

既存製品の味・食感の改良に不可欠な「試作」

既存製品の味や食感に改良を加える際、工場の生産ラインに乗せる前に、まず試作を行い、実際に試食することによって、味覚や香りなどを検証していきます。例えば、香りや風味の強弱など、製品として製造するにふさわしい品質に落とし込んでいくための調整作業が行われます。また、製品の味や食感を改良するにあたって、原料の保管方法や製品の形状、サイズなどについても検証を行います。すべてに問題がないことを確認したのち、ようやく製品として製造されていきます。

13:00

商談

14:00

書類の作成や確認(パッケージなど)

16:00

翌日のテストの準備

17:30

退社

CAREER PASS

012007年4月
中央研究所
開発第二研究部ビスケット研究課