想いが詰まった
製品の実現へ。
ゼロから創り上げる
安心・安全な設備環境。
2013年入社
M・M
浦和工場
施設部 技術一課
PROFILE
入社後、浦和工場 施設部技術一課に配属。2018年10月から同施設部動力課で電気実習を経験したのち、2019年6月より現職に復帰。
ミッションは、ロッテのあらゆる「施設」を創ること
現在の仕事内容について教えてください。
チョコレート新製品の生産ラインの新規導入をはじめ、チョコレート既存製品の生産ラインの合理化、新工場の建設などを担っています。施設部という名の通り、施設と呼ばれるものにはすべて関わっており、浦和工場のみならず、協力工場に新しい設備を導入することもあります。最近では、新たに竣工した浦和第7工場内の新しい生産ラインの設備導入を担当しています。
工場に新しい設備を導入する際、具体的にどんな流れで仕事を進めていくのですか?
まず、中央研究所の人たちが考える新製品について構想を伺い、新製品を生産するために必要な設備を、生産技術部など関連部署の人たちと一緒に考えます。大まかな流れが決まったら、工場の該当フロアの平面図の中に生産に必要となる設備をレイアウトするところから私たちの仕事が始まります。オペレーターの作業スペースなどの確保といった制約を踏まえながら、新しい設備ひとつひとつをパズルのように図面にはめ込んでいきます。成型プラントメーカーや配管工事業者など、さまざまな業者の方たちと連携を取りながら進めていきますが、各設備の細かな仕様を決め、設備メーカーの方たちにロッテのこだわりを的確に伝えることも私たちの重要な役目です。
施設部の仕事の醍醐味・やりがいはどんなところにありますか?
仕事の醍醐味はやはり、現場での工事です。巨大トラック数台での大型設備の搬入や、工場建屋そのものを新しく建設し、その中に設備を納めることもあります。工事現場での監督業務は一日中歩き回る大変な時もありますが、多くの人たちの想いや製品イメージを実際に形あるモノとして具現化できることにやりがいを感じるので、計画通りの生産に繋げるべく日々頑張っています。自分が導入した設備で、大好きな香り高いチョコレートが生産ライン上に流れてきた時は、この上ない喜びを感じますね。担当した製品が市場に出回って、家族や友人などから「美味しかったよ」と笑顔で言われる時は、特にこの仕事をやっていてよかったなと心から思います。製品や設備といった目に見える形で仕事の成果が得られ、喜びを感じられることは、やはり大きなやりがいです。
リスクを常に想定し、誰もが扱いやすい安全・安心な設備設計を目指す
“ロッテノベーション”に関するご自身のエピソードをお聞かせください。
入社4年目から5年目にかけて、「クランキーポップジョイ」の生産ライン導入のメイン担当という責任ある仕事を初めて任されました。県外の協力工場2社への導入だったため、単身で出張を繰り返す日々が、計8ヶ月ほど続きました。協力工場は自社工場とルールの異なる部分もあり、周囲に迷惑をかけてしまったこともありましたが、協力工場の方々の困りごとやどんな点を大事にしているかを理解し、スムーズに作業ができるように各社間の調整を図ることで、なんとか生産計画に支障なくラインを立ち上げることができました。出来上がった生産ライン上に無数の製品が流れていく様を見た時には、大きな達成感を感じました。出張期間中、フォローと励ましを続けてくださった上司と、私の不在に伴う業務諸々をサポートしてくれた後輩には、今も頭が上がりません。
仕事をするうえで心がけていることを教えてください。
安全・品質に直結する仕事ですので、“当たり前”を疑い、「フェイルセーフ・フールプルーフ」の考えで、起こりうるリスクを常に想定しながら、安全・安心な設備設計を目指しています。ただ製品が出来上がればそれで良いのではなく、実際の使い勝手やメンテナンスのしやすさなど、全体としての最適と柔軟性を意識して行動するように心がけています。また今、後輩のひとりが協力工場を担当しているのですが、後輩が私と同じ間違いを犯さないためにも、私が協力工場に関わってきた中で経験したこと、特に失敗談を多く伝えるようにしています。
最たる目標は、ロングセラー商品の安定生産につなげること
今後、チャレンジしていきたいことは何ですか?
今ちょうど、とあるロングセラー商品の新しい生産ラインを立ち上げているところなのですが、まずはそれを安定生産につなげられるように、ベストを尽くしていきたいです。この商品は、昔から私の母が好きなお菓子で、自分が担当できるとは夢にも思わなかったので、とても嬉しいです。時期が来たら、母にもそのことを伝えようと思っています。
1日のスケジュール
- 8:00
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出社
- 8:30
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始業・メールチェック
- 9:00
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工事立ち会い・業者打ち合わせ
- 13:00
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次の設備・生産ラインの導入に向けて、現場の声を聞く「調査」
新しい設備や生産ラインを工場に導入するのが施設部の任務なら、それらのオペレーションを日々担うのは、生産課の人々。設備や機械の新規導入を検討する際は、必ず現場に足を運び、それらの据付予定場所の状況を直接目で見て工事イメージを浮かべ、また似たような既存設備があればその使い方や構造、もっとこうだったら良いのにと思う点がないかなどについて、生産課の人々へのヒアリングを行います。施設部では、それらの内容を元にして、導入する設備や生産ラインの着想を得ていきます。
- 15:00
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工事仕様検討・資料作成
- 19:00
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退社
CAREER PASS
キャリアパス
- 012013年4月
- 浦和工場 施設部 技術一課
- 022018年10月
- 浦和工場
施設部 動力課にて電気実習
- 032019年6月
- 浦和工場 施設部 技術一課